だるい、疲れる

公開日:2016/05/23

最終更新日:2025/05/12

鶴賀 哲史 先生

この記事を監修したドクター

東京都立病院機構 がん・感染症センター 都立駒込病院 緩和ケア科医長鶴賀 哲史 先生

発熱はありますか?

だるくて疲れがとれないという悩みを抱えている女性は大勢います。まず、発熱があるかどうかを必ず確認します。ウィルスや細菌の感染症ではたいてい発熱があり、だるさのほかに頭痛、咽頭痛、鼻水、咳、吐き気、嘔吐、下痢、関節痛などを伴います。
また、夏の暑い時期の発熱では熱中症にも注意しましょう。初期はだるさ、頭痛、めまい、吐き気、筋肉痛やこむら返りなど病気を特定できないような症状が起こります。脱水と体温の上昇で全身の臓器に影響し、様々な症状が出ます。

発熱がない慢性のだるさの原因は?

様々な病気が「だるさ」を伴います。発熱のないだるさの原因として遭遇する頻度の多い順に、貧血・糖尿病・肝障害・心不全・腎障害・甲状腺などが挙げられます。そのため、体重の変化・食欲不振・睡眠障害・口の渇きや多飲・息切れや動悸・便通異常・月経異常などがないかを確認します。また、抗アレルギー薬、向精神薬、抗凝固薬(血液サラサラのための薬剤)などは副作用として「だるさ」があります。

子宮筋腫などにより月経の際の出血量が多いと貧血になって、全身に十分な酸素が運ばれないので疲れます。貧血は血液検査で簡単に調べることができます。また鉄欠乏があると貧血を伴わなくてもだるさの原因になります。特に15-30歳の女性はフェリチン値(貯蔵鉄)が他の年代の女性と比べて低いことがわかっており、だるさがあって鉄欠乏を伴う場合には鉄剤で補充することにより症状が改善することが報告されています。
糖尿病や甲状腺疾患や膠原病も見逃されやすい病気です。いびきや睡眠時無呼吸症候群による自覚のない慢性睡眠不足による原因だるさもあります。心身の過労やストレスがきっかけで適応障害やうつ状態では、心も体もエネルギー切れして、「だるさ」も主要な症状です。「だるさ」の慢性的であり、原因がはっきりしていない場合は医療機関を受診しましょう。

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