痔
公開日:2016/05/18
この記事を監修したドクター
東京大学医学部附属病院女性診療科・産科 講師森 繭代 先生
ダイエットや下剤の乱用も悪化要因のひとつです
痔は誰もがかかる病気、恥ずかしがらずに受診を
肛門科を受診できない理由として、「痔」=「恥ずかしい」という気持ちを持っていること、「痔」=「どんな診察? 手術は痛い?」などの不安があること、などがあげられます。また、肛門科を扱う外科には、女性医師が非常に少なく、女性医師に遭遇できるチャンスが少ないことなどが、女性が受診をためらう理由になると思います。
しかし、「私は痔にはならない」といっている人は、ただ排便状態に問題がないために症状がないだけで、痔は誰がいつ症状が出てもおかしくない病気です。決して恥ずかしい病気でもなく、特別なことでもありません。
女性の肛門科医師も増えています
最近は、肛門科における女性専門外来が開設され、女性の患者さんが受診しやすくなっています。女性医師による肛門科の専門外来を受診した患者さんは、多くの女性が受診していることに驚きと安堵を感じています。
羞恥心、恐怖感に惑わされることなく、肛門科の扉を開けて、不安を解消してください。
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