冷え
公開日:2016/03/29
最終更新日:2025/11/17

この記事を監修したドクター
東京都立病院機構 がん・感染症センター 都立駒込病院 緩和ケア科医長鶴賀 哲史 先生
放っておけない「体のサイン」
「手足が冷えて眠れない」「夏でも寒い」こんな悩みを抱える女性は少なくありません。冷え(医学的には「冷え症」)は不調につながりやすく、ときに病気が隠れていることもあります。
なぜ冷えるの?
女性は男性と比べると筋肉量が少なく、体の熱を作りにくいという特徴があります。冷房の強い部屋と外気の温度差、薄着、運動不足、冷たい飲食物などの生活習慣が重なると、自律神経による体温調節がうまく働かず、冷えを感じやすくなります。
冷えが続くと起きやすいからだの不調
生活で気をつけたいこと
冷えには、血流や代謝の低下が関わっています。次のような生活習慣が冷えの改善に役立ちます。
・温かい食事や飲み物を選ぶ
・適度な運動で筋肉量をキープ
・温度差が大きい場所では羽織れる洋服を
・シャワーだけですませずに、ゆっくり湯船につかって体を温める
冷えのほかに症状があるときの相談窓口
・むくみが強い → 内科や婦人科
・貧血を指摘されている → 内科や婦人科
・手足が片側だけ冷える・しびれる → 内科や神経内科
・皮膚の色が紫・白に変わる → 内科や皮膚科
漢方薬という選択肢
冷えは西洋医学では病名になりにくくても、漢方では体質の乱れとして治療の対象になります。証(体質)に合わせた漢方薬が処方され、月経痛やむくみなどの改善に役立つこともあります。よく使われる処方の例としては、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、温経湯、桂枝茯苓丸、加味逍遥散があります。薬局やドラッグストアで市販薬を購入することができる場合がありますが、漢方薬の種類が限られており、また体質にあっていなくて逆効果になってしまうこともありえます。医師の診察を受けることにより保険適用になることもあります。自己判断で市販薬を選ぶより専門家に相談することをおすすめします。






