Q38.「なかなか痩せることができません。」
女性に多い皮下脂肪
女性はホルモンの影響で皮下脂肪が多く、脂肪以外の組織量が少ないため、思春期以降では基礎代謝量もエネルギー消費量、筋肉量も、ともに男性より少ないのが特徴です。そのため、必要以上に摂取されたエネルギーは脂肪として蓄積されやすくなります。
食生活に工夫を
過度なダイエットは、骨密度を減らし、骨粗鬆症になりやすくなってしまいます。適正な体重でそれ以上やせすぎないようにしましょう。
体重を落とすのではなく、体脂肪を落として、筋肉量を増やすことを考えましょう。
そのためには、まず食生活を見直すことが重要です。エネルギーの消費に比べて、過剰に食べていないかチェックしてください。毎回の食事は少なくても甘いものを多く食べていないかなどもチェックです。
次に、自分の生活リズムと食事がマッチしているのかチェックしてください。働いている女性は食事が不規則になりがちです。夜の過食に注意しましょう。夜の食事の後、寝るまでの時間が短いと余分な糖分が脂肪として蓄積されてしまいます。
朝食はバランスの良い食事をしっかり摂りましょう。冷たいスムージーやジュースだけではなく、体を温めるものをとることも忘れずに。朝の排尿や排便をきちんと行ってください。
毎日規則正しく、きちんと朝食を食べ、和食を中心とした食事にします。
睡眠を7時間はとるようにすることも、肥満予防に大事です。
運動を取り入れましょう
有酸素運動は、生活習慣病の予防として、内臓脂肪を減らすために有効です。また、有酸素運動に加えて、ストレッチや軽い筋トレ要素のある運動も大切です。皮下脂肪を落とすには、筋肉の量を増やして、エネルギーの消費を高める必要があります。簡単な筋トレとして、椅子や踏み台を利用する方法や、スクワット、ストレッチがあります。