厚生労働省研究班(東京大学医学部藤井班)監修

Q17.「微熱が続いていつも熱っぽいです。」

A17.「こまめに体温を測定し、傾向を把握しましょう。また、熱以外の症状がないかを確認しましょう。女性の場合、ホルモンバランスや自律神経の乱れからくる場合もあります。」

この記事を監修したドクター:古川 真帆 先生

どんな症状? どんな病気?

          

発熱を来たす病気にはいろいろなものが考えられます。細菌やコロナなどのウイルスによる感染症や全身の血管や筋肉、関節などに炎症が見られる膠原病が原因になるとこもありますし、あるいはがんなどの病気が原因で熱が続くこともあります。他にも飲んでいる薬が原因になっていたり、ホルモンバランスや自律神経の乱れが原因になっていたりすることもあります。

まずは、熱の傾向を確認し、その他の症状を確認しましょう。例えば、のどの痛み、咳や痰はないか、腹痛や下痢がないか、発疹はないか、月経がある方であれば月経の周期はどうか、体重や食欲などの体の変化がないかなどです。また、飲んでいるお薬や海外への渡航歴の確認も必要です。

どんな診察をするの?

熱以外の症状を確認し、何か疑わしい病気があれば詳しく調べるための検査をします。心臓の音や呼吸の音を聞いたり、お腹を触ったりして診察をすることもあれば、採血の検査やレントゲン・CTなどの画像検査をすることもあります。

女性の場合、月経周期(特に月経前の時期)に伴って微熱があることもあるため、月経周期をお尋ねしたり、慢性の睡眠不足・過度のストレスなどがないか確認したりもします。

治療や対処法は?

内科疾患などの原因が特定された場合はその治療を優先します。それらの原因が除外されて原因のわからない発熱の場合もよくあります。微熱以外に症状がないのであれば基本的に様子をみることになりますが、毎日定期的に体温の測定をして記録し、傾向を把握することは必要です。正常な月経のリズムからくる発熱なだけの可能性もありますし、生活のリズムや食事、習慣を見直すことで改善する可能性もあります。現時点で異常がなくても数カ月するうちに疾患が現れることもあるので、しばらく経過を見ることは大切です。