生理用品

公開日:2022/06/30

大須賀 穣 先生

この記事を監修したドクター

東京大学医学部附属病院女性診療科・産科 主任教授 東京大学医学部附属病院副院長大須賀 穣 先生

生理になったら

どの生理用品を使用するか考え、入手しましょう。様々な商品が販売されていますが、このページでは紙ナプキンのことを指すことにします。

生理用品を正しく使いましょう

生理用品(紙ナプキン)が手に入らない、買うことが出来ないといったときに、生理用品を交換しなかったり、長時間使ったりすることは、からだに悪影響を与える可能性があります(※)。
局所のかゆみ、かぶれ、おりものといった異常の原因になるだけではなく、腹膜炎や不妊症という重大な健康障害の原因にもなり得ます。
生理用品のかわりに布やトイレットペーパーを使うのも、よくありません。

(※)令和4年2月に厚労省が行った調査によると、生理用品の入手に苦労したときに、不衛生な方法でその場をしのいだケースが多く見られ、こうした不衛生な方法を取った方の中では、かゆみ、かぶれ等の症状を経験した方が多く見られたといった実態が明らかになっています。

生理用品が手に入らないときは

最近では、自治体やNPOなどが生理用品を無料で配布していることもあります。困ったときには、自分の住んでいる市町村や都道府県に問い合わせてみましょう。
また、局所を過剰にこするなど不必要な刺激は避けて清潔に保つことが第一です。