厚生労働省研究班(東京大学医学部藤井班)監修

婦人科疾患に対するロボット支援下手術について

ロボット支援下手術は従来の開腹手術と比べてより繊細な操作ができるため、傷跡や出血が最小限に抑えられ患者さんの体への負担が少ない手術です。日本で保険診療可能なロボット支援下手術は、従来前立腺がんや腎臓がんに限られていましたが、2018年度診療報酬改定により「腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体がんに対する手術をおこなう場合)」、「腹腔鏡下膣式子宮全摘術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)」が保険適応となっています。厚生労働省が示している基準を満たした施設であれば、腹腔鏡手術と同じ費用でロボット支援下手術を受けることができます。