関節リウマチ

関節リウマチは膠原病の一種です

関節リウマチ(RA)は、膠原病のひとつです。膠原病には、シェーグレン症候群全身性エリテマトーデス(SLE)などがありますが、いずれもリウマチ性疾患に分類されている病気です。そのため、関節痛が共通に起こる症状です。

全身性エリテマトーデス(SLE)は、関節炎があちこちに移動する病気であるのに対して、関節リウマチ(RA)では、関節炎が起こる場所は固定していて、炎症は持続します。

代表的な症状は手指のこわばりと関節痛

関節リウマチは、50歳前後の女性に発症することが多く、日本人の患者数は50万人といわれています。代表的な症状としては、手指のこわばり、手指の関節痛(腫れ・熱感・発赤をともなう)があったら、関節リウマチを疑って、病院を受診しましょう。更年期障害でも関節痛が起こることから、自己判断せず、膠原病内科、整形外科などの関節リウマチの専門医に診断をしてもらうことが大切です。

検査法は?

関節リウマチを疑ったときには、採血でリウマトイド因子を見ることが多いのですが、初期にはリウマトイド因子は陰性のことが多いため、それだけでなく、ほかの検査項目も併せてみていく必要があります。

採血によるCRP、血沈は、関節リウマチの評価に重要です。

治療法は?

最近は、寛解(完治はしなくても症状がほとんどない状態を維持できる)を期待して、早期から抗リウマチ薬を投与するようになっています。抗リウマチ薬自体には、鎮痛効果はなく、また効果が現れるまで2~3か月かかることから、はじめのうちは非ステロイド性抗炎症剤を併用します。さらに最近では、炎症性サイトカインを標的にした生物学的製剤の開発が盛んです。なかでもTNFを標的にした薬剤はすでに市販され、著明な効果を認めています。生物学的製剤によって、関節リウマチは早期に治療を開始すれば、ほぼ治る、あるいは進行せずにすむ病気になりました。