ダイエットや下剤の乱用も悪化要因のひとつです

お尻の不調は、人に相談しにくく、ひとりで悩みを抱えている人が大勢います。

ひと言で「痔」といってもさまざまな疾患が含まれ、特に女性は便秘や妊娠、出産を機に悪くなるなど、快適な生活から程遠い人が多いことも現実です。さらに近年は、ダイエットによる食生活の乱れ、下剤の乱用などが悪化要因になっています。しかも、放置する傾向が多く、自己診断などで市販薬に頼ることで、重大な疾患の発見が遅れることがあります。

痔は誰もがかかる病気、恥ずかしがらずに受診を

肛門科を受診できない理由として、「痔」=「恥ずかしい」という気持ちを持っていること、「痔」=「どんな診察? 手術は痛い?」などの不安があること、などがあげられます。また、肛門科を扱う外科には、女性医師が非常に少なく、女性医師に遭遇できるチャンスが少ないことなどが、女性が受診をためらう理由になると思います。

しかし、「私は痔にはならない」といっている人は、ただ排便状態に問題がないために症状がないだけで、痔は誰がいつ症状が出てもおかしくない病気です。決して恥ずかしい病気でもなく、特別なことでもありません。

女性の肛門科医師も増えています

最近は、肛門科における女性専門外来が開設され、女性の患者さんが受診しやすくなっています。女性医師による肛門科の専門外来を受診した患者さんは、多くの女性が受診していることに驚きと安堵を感じています。

羞恥心、恐怖感に惑わされることなく、肛門科の扉を開けて、不安を解消してください。