乳がん検診

日本の検診受診率は先進国の中で最低です

マンモグラフィによる乳がん検診によって、乳がん死亡率を減らすことが科学的に証明されています。多くの先進国では、マンモグラフィによる乳がん検診が推奨されていて、アメリカでは40歳から64歳の女性の50%、イギリスでは50歳から70歳の女性の70%以上がマンモグラフィを受診しています。その結果、アメリカやイギリスでは、乳がん発生率が増加しているにもかかわらず、乳がん死亡率は減少し続けています。
一方、日本では、40歳以上のマンモグラフィや乳房超音波による乳がん検診の受診率は30%程度です。これは、先進国で最低の数字です。検診受診率が低いため、早期発見が遅れていて、先進国で唯一、乳がん死亡率が増加し続けています。

乳がん検診は40歳以上、2年に1回です

マンモグラフィは、乳房を片方ずつ、X線フィルムを入れた台と透明なプラスチックの板で挟んで、乳房を平らにして撮影します。マンモグラフィで発見される乳がんの70%以上は早期がんで、乳房温存手術を受けることができます。現状では、40歳以上、2年に1回の乳がん検診(視触診併用)が、エビデンスのある検診です。2年に1回の受診でも、毎年受診した場合とほぼ同様の有効性が示されています。もしも、検診で「精密検査を」という結果が出たら、精密検査は必ず受けましょう。
日本女性の場合、高濃度乳房(乳腺の密度が高い、デンスブレスト)人が多いため、マンモグラフィだけでは見えないしこりがあります。超音波を組み合わせると、検診の精度があがります。*高濃度乳房(乳腺の密度が高い、デンスブレスト)については、「NPO法人乳がん画像診断ネットワーク」http://bcin.jp/ をご覧ください。
乳がん検診後でも、しこりに触れた場合は、乳腺科や乳腺外科など、乳房疾患の診療を専門とする医師を受診しましょう。

さらに詳しい情報は『がん情報サービス』「乳がん検診の勧め」と、 http://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/breast_cancer.html 「乳がん検診Q&A」をご覧ください。 http://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/breast_cancer_qa.html