Q30.「長年、不妊で悩んでいますが、原因や対処方法が知りたいです。」

A30.「不妊の原因を知ることで自分たちにあった治療をおすすめします。」

どんな症状? どんな病気?

正常な性機能をもったカップルが避妊をしないで性交渉を行い、2年以上妊娠の兆しがない場合は不妊症と診断されます。不妊の原因は女性側30%、男性側30%、残りが原因不明となっています。
1)内分泌・排卵因子
全身疾患、視床下部・下垂体系の異常、高プロラクチン血症、黄体機能不全、などが考えられます。
2)卵管因子
卵管の通過障害がおもな原因です。ほかにクラミジア感染等による炎症性卵管周囲癒着、子宮内膜症性癒着などが考えられます。
3)子宮因子
子宮内膜症、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮腺筋症、子宮奇形、子宮内膜癒着などが考えられます。
4)頸管因子、男性因子、免疫因子
抗精子抗体、抗透明体抗体などが考えられます。

どんな診察をするの?

検査や治療にはタイミングが重要です。基礎体温表をもとに検査の日程を決めます。血中ホルモン検査、超音波検査、精液検査、性交後検査、卵管疎通性検査(子宮卵管造影術、卵管通気法、卵管通水法)などを行います。

治療や対処法は?

排卵誘発剤や人工授精、体外受精、顕微授精などの治療を必要に応じて選択します。不妊カップルのほとんどは「妊娠できるのか」「改善するのか」などの不安を持っています。不妊専門のクリニックには不妊カウンセラーが常駐しているところもありますので積極的にカウンセリングを活用することで、心の不安を解消することも重要です。