Q25.「肛門が痛く、たぶん痔だと思うのですが」

A25.「軟膏や排便習慣の改善で良くなることがほとんどですが、重い病気が隠れていることもあるので診察をおすすめします。」

どんな症状? どんな病気?

          

女性外来では、痔の診療をためらう女性をよく見かけます。
よくある痔の症状はいぼ痔で、肛門の外側(外痔核)と内側(内痔核)に分けられます。外痔核は肛門付近でいぼのように出ていて、腫れて痛みを伴うこともあります。内痔核は静脈瘤みたいに血液がこぶ状になっていて、いきんだりした時に肛門から出血したり、肛門から脱出(脱肛)したりします。痛みはあまりありません。痔は男性に多いと思われていますが、実際には女性にも多い病気です。出産の際のいきみや便秘がちで痔になる場合があります。痔と言っても、切れ痔や皮膚のたるみの場合もありますが、重い病気が隠れている場合もあります。

治療や対処法は?

(外痔核)も内側(内痔核)も、軟膏と排便の習慣(便秘をしない、いきまない)を改善することで治療します。痔が腫れたり、出血が多い時は手術をすることもあります。肛門やおしりを見せることが恥ずかしくて、市販薬で使用している人も多いと思いますが、市販薬を使って1週間程度で症状が改善しない場合は、外科や肛門科の診察をおすすめします。
痔だと思っていて放っておくと、貧血になったり、実は、直腸がんや肛門がんだったということもあるので、場合によっては直腸診や大腸内視鏡検査などもおすすめします。