Q20.「膝の痛みや腰痛があり困っています。」

A20.「自分の症状を十分に理解して、痛みを誘引する動きなどに注意しましょう。」

どんな症状? どんな病気?

          

上体を起き上げる時や立ち上がる時、階段の昇降時、長時間立ちっぱなしや歩行後に膝や腰の痛みが出ることがあります。人によって痛みの出方や程度がまちまちなので、実生活上の支障と痛みの内容を確認します。

どんな診察をするの?

どんな時に痛むか、どんな痛みか、痛みは長引くかすぐおさまるかなどを問診します。過去のけがやスポーツ歴、仕事内容も参考になります。エストロゲンが低下する中年期以降の女性の場合は、関節や筋などの運動器の加齢や消耗性変化に伴う『変形性膝関節症』 と『変形性腰椎症』がまずあげられます。腰痛の場合は下半身の神経症状を確認し、痛みが強く長く続く、悪化する場合には、MRIや関節協での検査をし症状の把握をします。

治療や対処法は?

加齢とともに発症する関節の痛みは、体の使い過ぎや使い勝手の悪さからわが身を守るための“生理進行的警報”ですので、必要以上に病的意識を持つ必要はありません。徐々に進行する加齢的変化に人体は適応していきますので、この現象をうまく受け入れていくことが重要です。痛みを発する動きを控えたり、薬を使うことで痛みを抑えたり、痛みの強い場合は関節内注射やブロック注射で痛みを和らげます。しかし、過度の保護は運動不足となり、症状を慢性化させる原因となりますので、適度な運動やストレッチを行うことが大切です。長期的には膝や腰への負担を軽くするための体重コントロール、身体を支えるための腿やお腹、背中の筋肉を強化する訓練も有効です。症状が改善しなくて、専門的な治療が必要な場合は整形外科医にご相談ください。