Q11.「眠れなくて困っています。」

A11.「まずは睡眠についての理解を深めましょう。」

どんな症状? どんな病気?

          

不眠と言ってもいくつかの種類に分かれます。寝つきが悪い『入眠困難』、眠ってもよく目を覚ます『中途覚醒』、早く眼が覚める『早朝覚醒』などがあります。また、睡眠時無呼吸症候群では、あまり寝た感じがしない、いびきがひどい、呼吸が止まるなどの症状があります。

どんな診察をするの?

まず、どのような不眠の症状かを確認しその種類を明らかにします。睡眠に関わる生活習慣なども確認します。
また、精神疾患の症状として不眠となるので、うつ病などの心の不調をチェックします。睡眠時無呼吸症候群ではポリグラフ検査が有効です。在宅でできる検査も登場しています。

治療や対処法は?

睡眠に対する理解を深めましょう。
まず、
①睡眠時間は個人差があります。朝心地よく起きることができ、日中眠くなければ睡眠は十分取れています。
②寝る前にカフェインやタバコの摂取はやめましょう。心地よい音楽や軽い読書、ぬるめの入浴などで心身をリラックスしましょう。
③眠くなったら寝て、決まった時刻に起きることで徐々に早寝できるようになります。
④寝るためのお酒は眠りを浅くしますので控えましょう。
⑤適度に運動することで熟睡を促します。
⑥朝食を取ることで目が覚めます。逆に夜食は軽めにしましょう。
以上の点を理解した上で薬物療法を検討します。
薬物は一度使うとクセになると不安に思う人がいます。医師の指示のもと服用すること、中止する時は患者本人の意思を尊重しながら徐々に減らすなどすると一時的な服用ですみます。入眠困難には超短時間・短時間作用型の薬、中途覚醒・早朝覚醒には中間・長時間作用型が効果的ですが、後者は翌朝に眠気が残ることがあるので注意が必要です。
アルコールと一緒に服用するともうろうとしたり、一時的な記憶障害やふらつきなどがでて危険ですので注意しましょう。