Q9.「いつも不安感があります。」

A9.「不安が病的なものか正常なものか判断し、根本原因を取り除きます。」

どんな症状? どんな病気?

          

不安は誰でも経験したことがある、不快でモヤモヤしたあいまいな憂慮の感覚です。時には頭痛や発汗、動悸や胸が締め付けられるような感覚、お腹の不快感などの自律神経症状や焦燥感を伴います。慢性的な不安は、苦痛なだけでなく毎日の生活に大きく影響を及ぼします。

どんな診察をするの?

まずは、その不安が正常な範疇のものなのか、病的なものなのかを判別することが重要です。
病的な不安とは、受けた刺激に対して起きた不安感の強さや持続期間が不適切と思われるものです。最も多い病的な不安を伴う疾患は、不安障害です。パニック障害、強迫性障害、急性ストレス障害・外傷後ストレス障害、全般性不安障害が不安障害に含まれます。不安は様々な要因により引き起こされることが多いので、体の疾患や、うつ病・統合失調症など、他の精神障害の一症状として出てくる場合もあるので、疾患の疑い、不安以外の精神症状も確認します。
また、月経前症候群(PMS)の一症状として不安な気持ちが出てくることがあるので、月経周期との関連も確認するとよいでしょう。

治療や対処法は?

体の疾患や他の精神疾患が不安の原因となっている場合は、原因疾患の治療を優先して行います。
不安障害には、薬物療法が有効ですが、薬物療法のみの治療には抵抗を感じる人も多く、病態に応じてカウンセリングなどの精神療法との併用が好ましいと言えます。