Q2.「月経痛がつらくて困っています。どうしたらいいでしょうか?」

A2.「痛みを我慢してもストレスになるだけ。鎮痛剤や漢方などの服用も検討してみましょう。」

どんな症状? どんな病気?

          

月経痛は子宮内で月経血を押し出そう時の子宮の収縮やホルモン(プロスタグランジン)の働きによるものです。この働きは陣痛とほぼ一緒ですので、痛いのは当然といえば当然です。仕事や勉強、家事などの社会生活に影響が出る場合や毎年痛みや症状が増す場合はすぐに産婦人医に相談しましょう。

どんな診察をするの?

問診を行えば『月経困難症』という診断は容易につきますが、原因となる疾患を否定する必要があります。内診や超音波検査を行い、『子宮筋腫』や『子宮内膜症』などが疑われる場合はまずその治療を優先させます。ただし、ほとんどのケースは、婦人科的に異常を認めない、原発性(機能性)月経困難症(病気などの特徴がないのに月経痛の症状が出るタイプ)であることが多いです。

治療や対処法は?

月経痛の原因となるプロスタグランジンは、子宮以外の所に働くと吐き気や下痢などの症状を引き起こします。こういう場合は、プロスタグランジンの生成を阻止する痛み止め(インドメタシンなど)を使用することで月経痛の痛みを和らげることが賢明です。
月経痛は薬を使わず我慢するもの、という思いの強い人がいますが、痛みを我慢することでストレスが増し、生活に影響が出るばかりであまりメリットがありません。薬で痛みを取り去り、月経中でも快適に過ごせることこそ最も健康によいことと思います。薬は服用中にだけ効果があり、あとは身体から排出されていくものです。月に数日の鎮痛剤服用ではクセになりませんし、将来の健康への影響もないと言えます。
安定剤を使ったり、温かいお風呂に入り心も体もリラックスしたりすることも症状を和らげるのに有効です。また、漢方薬が効果的な人もいます。
それでも月経痛の症状がひどく、過多月経(月経血量が異常に多い月経)やPMS(月経前症候群:月経前の心身の不調)の症状と併せて発症する場合はは低用量のピルを試す方法もあります。症状をやわらげ出血を少なくすることで体の負担を軽くします。まずは半年を目安に服用を続けてみます。服薬することでの鎮痛効果だけでなく、心身の安定は生活の質の改善につながります。