めまい・耳鳴り

いつ、どこで、何をしているときに起こるのかを説明します

疲れると耳鳴りやめまいがしてきます」という訴えも更年期世代の女性には多くあります。耳鳴りとめまいは、はっきりした原因は不明ですが、内耳が障害されると明らかに出現する症状なので耳鼻科でも対応します。中枢性からの原因も半数にあり、耳鼻科で解決がつかなければ他科へ紹介することもあります。
いつ、どこで、何をしているときに、頭がどの位置のときにめまいが出現するのか。回転性か、立ちくらみ程度か、浮遊感があるのかどうか。耳鳴りの音の種類や持続時間、日中気にならない程度か、難聴や吐き気をともなうか、などで原因が絞られます。
原因は多種にわたりますが、症状発現直前の誘因は、精神的ストレスや睡眠不足がほとんどです。

更年期世代に一番多いのは、めまい症

大事なのは、いつ、どこで、どのようなときに起こるのかという起こり方の説明を詳しくすることです。
耳鼻科では、聴力検査や耳鳴りの程度検査、中枢性めまいを疑うときはMRI撮影をします。平衡機能検査には、歩行検査、足踏み検査など身体のバランスをみるもの、頭位を変化させて眼振(眼球の揺れ)をみるもの、また耳に水を入れて眼振の起こり方を観察するもの(カロリック検査)なども行います。
耳鳴り・めまいを起こす耳鼻科疾患としては、メニエール病、頭位めまい症、中耳炎、内耳炎などがあります。中枢性の病気としては、脳血管障害、脳腫瘍、小脳出血などです。
一番多いのは、いずれの検査をしても特に病気の異常がない「めまい症」で、自律神経的なもので、更年期障害の症状にひとつです。

めまい症の治療には…

薬は、鎮暈剤(めまい症状を改善する薬)、ビタミンB12、循環改善剤、利尿剤などで様子をみます。耳鳴りに対しては、軽度の精神安定剤を使用することもあります。しかし、睡眠不足が直接の原因であることも多いので、睡眠薬をうまく使い、ぐっすり寝るのが一番いいでしょう。
温泉に行ったり、マッサージを受けたり、リラックス療法は、効果があります。多くの場合は、よく検査したうえで、脳や内耳に異常がなく、自律神経的なもので「治りますよ」と説明されることによって、安心して改善するというケースが多いです。
また、ほかの更年期の症状がある場合は、更年期障害の治療をすることでよくなる場合も多いです。漢方薬もよく効きます。