子宮体がん

子宮頸がんと異なり、更年期以降の女性に多いがんです

「子宮内膜がん」とも言われているように、子宮内膜に発生するがんです。不正出血をともない、ほかには色のついたおりもの、下腹部痛などの症状がきっかけで、発見されるケースが多いです。
次のような人は、子宮体がんにかかるリスクが高くなります。
1)閉経前後
2)妊娠や出産経験が少ない
3)無月経や月経不順がある
4)太りぎみ、糖尿病や高血圧

子宮頸がんとは異なり、更年期以降の女性に発生しやすく、45歳くらいから増えはじめます。しかし、最近では30代で発症することもめずらしくありません。

エストロゲンの過剰分泌が原因と言われています

現代女性のエストロゲン(卵胞ホルモン)の過剰分泌が誘因だと考えられています。エストロゲンには、妊娠準備のために子宮内に蓄えられる子宮内膜の増殖を促す働きがあります。けれども、排卵障害があると、内膜がうまく月経となってはがれず、子宮内膜が増殖を続け、それが長い時間をかけて、がんに進展する可能性があります。

子宮体がんは手術で治りやすいがんです

0期で妊娠・出産の希望がある場合は、子宮内膜掻爬(そうは)とホルモン療法の併用で子宮と卵管を残すようにします。
しかし、基本は手術による子宮の摘出で、多くは卵巣、卵管も含めて摘出します。
子宮体がんは、初期であれば手術によって治りやすいがんです。しかしながら、がんが子宮壁の深くに達している場合や、子宮の外に広がっている場合、転移のリスクが高い場合は、手術後に放射線治療や抗がん剤の処方などを組み合わせて行います。

不正出血があったら、すぐに検査を

会社や自治体で行われている「子宮がん検診」は、子宮頸がんを調べる検査で、「子宮体がん」のがん検診は、行われていません。
50代以降に発症しやすいがんですが、最近は30~40代でも起こっています。不正出血があったときは、「子宮頸がん」だけでなく、「子宮体がん」の検査も受けましょう。
更年期以降も定期的に婦人科で経腟超音波検査を受けて、子宮内膜の状態を見て、子宮内膜が厚くなっていたら、治療することで子宮体がんの予防になります。

さらに詳しい情報は『がん情報サービス』「子宮体がん(子宮内膜がん)」をご覧ください。
http://ganjoho.jp/public/cancer/corpus_uteri/index.html